こちらの動画で少し語ったが、GoogleのOAuthで機微な情報を利用する審査は結構厳しくて苦戦した。
この辺りの審査を個人で申請するケースはあまりないようにも思うが、苦労したポイントと対策をまとめる。
日本語で申請しても英語でメールがくる
申請するページ自体は日本語に翻訳されているので審査結果も日本語でくるのかと思いきや、審査結果は英語のメールで届く。申請から審査完了まで数週間はかかると思っていたのだが、メール自体は申請の翌日に来た。ちなみに、どんなに素早く返事を返しても1日に2回以上連絡が来ることはなかった。
申請を修正すると別の担当と繋がってしまう?
上記の動画の中でも説明しているが、指摘されている内容がよくわからず、申請したフォームを編集して再度保存し直したことがあった。すると、別の担当と思われる方から別途審査結果を伝えるメールが届いた。
どういう基準かわからないが、こうなってくると話がややこしくなるので必要以上にフォームはいじらない方が無難。
動画を作る(必須)上での注意点
前述のように申請は日本語でできるので、APIをどのように利用するかを説明するYouTube動画についても日本語で良いと思ったのだが結論としては英語で作成する必要があった。
そもそもこの説明動画の目的が「ユーザーに説明するための動画」なのか「審査をする担当者に説明するための動画」なのか「その両方」なのかがわからなかったのだが、どうやら「審査をする担当者に説明するための動画」であるよう。
よって、開発画面が見えちゃうとカッコ悪いかも、とか、音楽や効果音を入れないとつまらないかも、といったことは考えなくて良い。
逆に、審査に必要な情報が欠損していると審査が通らないので注意が必要。審査では実際のユーザー体験を確認するようで、アドレスバーが映るようにブラウザ全体のスクリーンキャプチャー(動画)を映す必要がある。サービス画面は英語にする必要があるので、ブラウザの翻訳機能などでその場限りの英語化をした上で撮影するのが楽。
加えて、なぜこのAPIを利用する必要があるかを補足的に説明文を入れておくと良い。
実際に審査が通った時の動画は下なのでご参考にどうぞ。