はじめに
Wikipediaの仕組みを調べている中で、利用者のユーザー区分がよくわからない部分があったのでまとめてみることにしました。
そもそもWikipediaはシステム管理以外で「運営側の人」という人がおらず、利用者が管理者となって統治しているサービスとのこと。
ユーザー区分
ざっくりとまとめると下記のような区分になります。
誰もが閲覧できるのはご存知の通りですが、編集する場合にもアカウントを作成して編集する場合と、アカウントなしで編集する場合があるようです。
通常、アカウントなしで何かを編集させるということはあまりないので仕組みとしてちょっと驚きました。
そして管理者はユーザーの信任によって選ばれた数十名のみとのこと。2022年11月現在では40名が管理者となってページの保護や解除のようなインパクトが大きな作業をしているようです。管理者になるとできるすべてのことはこちらにまとめられており、誰が管理者なのかも公開されています。
管理者になるには？
Wikipediaのようなメジャーで大きなサービスの管理者になれるのはとても名誉なことだと思うので、管理者になりたいと思う人はいると思います。
では、どうすれば管理者になれるかというと、Wikipediaに下記のようにチェックリストがありました。
初めての編集から3か月以上たっていますか？過去5年間に、ウィキペディア日本語版における初めての編集から立候補時点までの期間が3か月未満の候補者で信任された人はいません。
総編集回数は500回以上ありますか？過去5年間に、立候補した時の総編集回数が500回未満の候補者で信任された人はいません。500回でも少ないと考える人がいます。なお、あなたのアカウントで何回編集を行っているかは個人設定で確認することができます。Category:ウィキペディアの方針や
Category:ウィキペディアのガイドラインにある重要なページは精読しましたか?方針とガイドラインにはどんなものがあるか、十分理解していないと、管理者として活動するのは難しいです。Wikipedia:管理者が心得るべき文書の一覧も精読して下さい。
もし他の利用者と衝突した場合、冷静・慎重に議論できますか？管理者に限ったことではありませんが、誰かと衝突したり非難されたりしたときに、冷静さを失って暴言を書いてしまうと、困難な状況に陥ります。
成年に達していますか?立候補者が日本国民の場合、日本国民法第4条に規定されている18歳をもって成人とします。管理者は成人年齢に達しているべきだと考える人もいます。そのため、未成年者が立候補すると「立候補にあたって、保護者の方に相談しましたか？」「立候補することについて、保護者の方の許可は貰っていますか？」という質問が続くかもしれません。Wikipedia:内容に関する免責事項も精読して下さい。
立候補の手順は分かりますか？まず、この手続きが最後まできちんとできないと、信任は難しいです。説明や過去ログをよく読んで、手続きを進めましょう。
簡単にいうと、Wikipediaでそれなりの期間実績がある分別のある大人なら立候補できますよ。ということのようです。
最後に
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