ブログテクニック

ブログの鉄則「100記事」「18ヶ月」の本質

2023年3月17日

ゴーク

スタートアップにいたことも大手にいたこともありますがずっとITです。 仲間=クリエーターを増やして一緒にものづくりしたいです!

「100記事書いてやっとスタートライン」

「18ヶ月は続けましょう!」

ブログについての記事や書籍を漁ると、このような鉄則をよく見かけます。
これらの鉄則の本質的な意味合いはなんなのでしょうか?

僕はこの3月に一念発起し、全身全霊でブログに取り組み始めました。
そしてブログ初心者の例に違わず早くも壁にぶつかり、

でもさぁ、「鉄則守っても無理そう」ってわかる撤退ラインってどこなの〜?

と、辞める理由を探す邪気に囚われ始めているわけです。

こうなってくるととことん考えなければ気が済まないタチなので、ウェブ業界で長年培った経験を無駄に駆使してブログにおける「鉄則」の本質について考えていきたいと思います。

ああ、この人、反抗期なんだな

と思って、見守る気持ちでお付き合いください。

ブログにおける成功の定義

まずは「鉄則」がなにを満たすための「鉄則」なのかを明らかにしておく必要があります。
「鉄則」とは「ブログを成功させるための鉄則」であり、「ブログの成功」とは

投稿された記事により、定常的に収益が得られている状態

という感じでいいかなと思います。
ちょっと絵にしてみます。

投稿済みの記事により、定常的に収益が得られている状態

この記事を読んでいる方なら上図については説明不要かとは思いますが、

  • 投稿:ブロガーが記事を投稿する
  • 登録:記事をGoogleが見つけて登録(インデックス)してくれる
  • 検索:Googleの検索結果で記事を見つけた人が
  • 訪問:ブログに訪問して
  • 消費:広告をクリック
  • 収益:これでブロガーに収益が入る👍

てな具合です。

では早速なのですが、

「100記事」や「18ヶ月継続」はこの絵のどこに効いてくるのでしょうか?

ぱっと思い当たるのが2.登録の部分です。

鉄則はどこに効くか
鉄則はどこに効くか


つまり、

  • 1記事1ヶ月目🐥 → Googleの上位にこない
  • 100記事18ヶ月目🐓 → Googleの上位にくる

ということです。
ふむ、これは正しそうな気がしますね。

本質的な意味合いとしては「ブログ作成日が過去であるほど良い」というわけではなく、期間が長いほどコメントや被リンクが集まるため、それを頼りにGoogleが記事の信頼性を評価しやすいということだと考えられます。

新参者とベテランのGoogleによる扱いの差(想像)

ということで、

「100記事」「18ヶ月」の鉄則の意味合い

目的

検索上位に上がりやすくする

手段

閲覧者のリアクションによりブログの信頼性を証明する。

そのために、継続的に記事をあげる必要がある

ということのようです!!



が、それだけでしょうか?

検索上位が「鉄則」の見返り?

もし鉄則の見返りが検索上位だけだとしたら、誰でも今すぐに100記事18ヶ月な状態にすることができます

そうです。

Googleに広告を出稿すればいい

ということです。
ご存知ない方もいるかも知れませんが、Googleにお金を払えば検索結果の上位にブログへのリンクを掲載してもらうことができます。
検索連動型広告とかリスティング広告とか言いますが、1クリック数十円から数百円くらいが相場です。

話を戻すと、
記事数や時間が足りていないのは単にGoogleの検索順位の話なのであれば、
お金を払って検索上位に行けば18ヶ月後に一気にワープできることになります。

それってお金が出てってるから意味ないよね?

と思うかも知れませんが、下記の2つの観点でいいことがあります。

  • 払ったお金より報酬の方が多いなら収益化完了
  • ブログの収益性を確認できる

という2点です。

1. 払ったお金より報酬の方が多いなら収益化完了

例えば報酬が10,000円の広告での収益化を考えており、経費もろもろ差っ引いて最低でも1回4,000円の利益を確保したいとすると、逆に6,000円は広告費を出せることになります。
もし、ブログの訪問者の60人に1人は収益につながるとすると、1人につき100円の広告費がかけられることになります。

利益(4,000円) = 報酬額(10,000円) - 広告費(100円 × 60人)

広告vs収益

それらしいことを言っていますが、なんら新しいことのない普通の広告出稿の流れですね。
もしこれが成り立つブログなら極論1記事しかなくても収益化達成です。今すぐにでもこの流れにした方がいいと思います。

2. ブログの収益性を確認できる

収益性が高いブログなら上記の1が可能ですが、そもそもどのくらいの収益率があるブログなのか見極めるのは難しいです。
上記の例では

60人に1人は10,000円のアクションをしてくれるブログ

としていましたが、それが60人に1人なのか1,000人に1人なのかわからんわけです。

そこで、広告を出して試しに人を集めてみてブログの収益性は確認するという方法が考えられます。
例えば今時点で最も自信がある記事に人を集めるために、Googleに

1クリック100円の広告を10万円分

出稿したとしましょう。
つまりこの記事には広告から1,000人訪れることになります。
その結果、

1,000人中10人が10,000円の報酬につながるアクションをしてくれた!

ということになれば

訪問する1%の人が10,000円の収益をもたらしてくれるブログである

ということがわかります。
もうちょっとわかりやすくすると、

1人の訪問につき100円の収益が生まれる(よって、100円以上のコストを払って人を呼ぶと赤字!)

とも言い換えることができます。

ブログの収益性

これも広告の一般的な考え方ですね。
上記のケースでは自分が広告を出してしまうと収益がほとんどなくなりそうなので自然流入してくれるをひたすら待つことになるのですが、自然流入を増やすためには

鉄則を守って頑張れ!

という話に戻ります。
逆にいうと、この実験をして収益性が低いブログの場合は

100記事書こうが18ヶ月粘ろうが、収益は期待できない(このままでは)

ということになります。



と、くどくどと書いてきましたが、
そういうことであってるんでしょうかね?😅
皆さんそういう認識なのでしょうか?

その他の説

ちゃうねん、継続してるとライティングスキルが上がんねん

という話もあると思います。
確かにそうだろうと思うのですが、ではライティングスキルはさっきのフローで言うとどこに効くのでしょうか?

ライティングスキルが上がると・・・

パターンA:検索順位が上がる

パターンB:広告のクリック率が上がる

ライティングスキルは何に効く?

どちらか一方かも知れないですし、両方かもしれません。
パターンAは前述の通りなので飛ばすとして、もしパターンBの「ライティングスキルが上がると広告クリック率が上がる」が該当するのであれば

「100記事」「18ヶ月」の鉄則の意味合い その2

目的

広告クリック率を上げる

手段

ライティングスキルを上げて記事をしっかり読んでもらい、クリックに繋げる。

そのために、継続的に記事をあげる必要がある。

ということになりそうです。

まとめ

ここまでの話をまとめると下記のようになります。

「100記事」「18ヶ月」の鉄則の意味合い その1

目的

検索上位に上がりやすくする

手段

閲覧者のリアクションによりブログの信頼性を証明する。

そのために、継続的に記事をあげる必要がある

「100記事」「18ヶ月」の鉄則の意味合い その2

目的

広告クリック率を上げる

手段

ライティングスキルを上げて記事をしっかり読んでもらい、クリックに繋げる。

そのために、継続的に記事をあげる必要がある。

以上の2点なので、結果的には

やっぱり鉄則は鉄則だわ!!

ということになる気もするのですが、その意味合いをしっかり理解することは有意義だと思います。
例えば、ライティングスキルが圧倒的に低い場合、ライティングスキル向上なしに100記事上げることは無意味ということになります。
また、ライティングスキルの伸び代がこれ以上ないのに収益性が0のブログは、どうあがいても収益は生まれないということになります。



そんなまとめですが、こういうことでいいんでしょうかね?😅

もしもこの記事の考え方が正しいならちょこちょこ広告を出してブログの収益性を確認してみようと思っています。
そうすれば100記事、18ヶ月待たずに「こりゃあかんわ」という判断ができると思うので、その折には方向転換を検討するつもりです。

僕はブログ初心者の同志の皆さんの

「まだ10記事しか上げてない😢」

「5ヶ月目突入!まだまだこれからだ✊」

といった発信を目にすると、僕には見えていない成功の道筋が皆さんには見えているように感じていい知れぬ不安を感じます。

ブログ初心者の皆さん、鉄則についてはどんな認識でいらっしゃるでしょう?
ぜひTwitterやコメントで教えてください。
ブログマスターな皆さんにもご意見聞いてみたいです!

【2023年3月18日追記】
「ブログで5億円稼いだ方法」のきぐちさんとお話しする機会があり上記について伺ったところ、広告で収益を確認しておくのはとても良いアイデアだとコメントいただきました!

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