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AIやロボットに奪われる可能性が低い職業の3つの特徴

ゴーク

スタートアップにいたことも大手にいたこともありますがずっとITです。 仲間=クリエーターを増やして一緒にものづくりしたいです!

人工知能の権威である東大の松尾研の資料によると

ホワイトカラーの仕事のほとんどすべてに何らかの影響がある可能性が高い(恐らく2-3年で身近にも変化が)

https://note.com/akihisa_shiozaki/n/n4c126c27fd3d

とされています。
AI技術の進歩により暮らしが豊かになる一方で、職を失う可能性があるのはとても不安なことです。
奪われる可能性が「高い」職業としては以下のような職業が挙げられています。

職業特に置き換えられやすい人の特徴
工場労働者単純作業を繰り返す人、技能や知識がそれほど必要でない人
事務員データ入力やファイリングなどのルーチンワークを行う人
コールセンターのオペレータースクリプトに沿った対応が主な業務の人
受付・案内業務シンプルな問い合わせ対応や案内が主な業務の人
データ解析者単純なデータ解析やパターン検出が主な業務の人
検品・検査員品質チェックや簡単な不良品検出が主な業務の人
配送ドライバー単純な配送ルートが主な業務の人
清掃員ルーチンワークが中心の清掃業務を行う人
AIやロボット置き換えられる可能性が高い職業と、特に置き換えられやすい人の特徴

上記は一例であり、
例えばGPT-4や話し言葉でプログラミングができるMicrosoftのCopilotが登場した際には

プログラマーの職も奪われるのではないか?

という不安がSNS上でも駆け巡りました。
どんな職業がどんな形でどの程度の仕事が奪われるのかは今のところ正確には読みにく状況ではあります。

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そこで、逆にAIやロボットに奪われにくい職業についてまとめてみました。

AIやロボットに奪われにくい職業の3つの特徴

まずはAIに聞いてみる

この辺りの話はAIがよく知っているはずなのでまずはChatGPTに聞いてみます。

プロンプト

AIやロボットに奪われる可能性が低い職業の特徴を教えて

すると下記のような回答が返ってきました。

回答

AIやロボットによって奪われる可能性が低い職業は、以下のような特徴を持っています。

  1. 人間の感性や創造性が重要: 芸術やデザインの分野で、独自のアイデアや感性が求められる職業は、AIやロボットが代替できない部分があります。
  2. 高度な対人スキルと共感力が必要: カウンセリングや教育、人事など、他人の感情やニーズに対応する能力が重要な職業は、AIやロボットによる代替が難しいとされています。
  3. 複雑な状況判断と適応力が求められる: 緊急対応や災害救助など、状況が絶えず変化し、迅速な判断や適応が必要な職業は、現時点ではAIやロボットによる代替が困難です。
  4. 専門知識と経験が重要: 医療、法律、科学研究など、複雑で高度な専門知識や経験が必要な職業は、AIやロボットがすぐには代替できない部分が存在します。ただし、AIやロボットは専門家を支援するツールとして役立つことがあります。
  5. 手作業や職人技が必要: 伝統的な工芸品の製造や、特定の技術・技能を必要とする職業は、AIやロボットによって簡単には代替されにくいです。

これらの特徴を持つ職業は、AIやロボットによる影響を受けにくいとされていますが、技術の進歩に伴い、AIやロボットとの協働がますます重要になることが予想されます。そのため、将来の職業に備える上で、AIやロボットと共存・協働できるスキルや柔軟性を身につけることが重要です。

続いて具体的な職業について列挙してもらいました。

プロンプト

上記に関して、具体的な職業を列挙して

回答

AIやロボットによる影響を受けにくいとされる具体的な職業を以下に列挙します。

  1. 芸術家: 画家、彫刻家、イラストレーター、フォトグラファー、音楽家など
  2. デザイナー: グラフィックデザイナー、インテリアデザイナー、ファッションデザイナーなど
  3. サイコセラピスト・カウンセラー: 心理カウンセラー、精神療法士、臨床心理士など
  4. 教育者: 教師、学校カウンセラー、特別支援教育の専門家など
  5. 人事・リクルートメント: 人事コンサルタント、採用担当者、組織開発の専門家など
  6. 緊急対応要員: 救急隊員、消防士、災害救助要員など
  7. 医療従事者: 医師、看護師、理学療法士、作業療法士など
  8. 法律専門家: 弁護士、裁判官、調停員、司法書士など
  9. 科学研究者: 生物学者、化学者、物理学者、地球科学者など
  10. 社会福祉専門家: 社会福祉士、ケアマネージャー、介護支援専門員など
  11. 職人: 伝統工芸職人、陶芸家、ガラス工芸家、家具職人など
  12. 料理人: シェフ、パティシエ、ソムリエ、寿司職人など

これらの職業は、人間の感性、対人スキル、専門知識、経験、手作業や職人技が重要であり、現時点ではAIやロボットによって簡単には代替されにくいとされています。ただし、技術の進歩により、将来的にはこれらの職業も変化し、AIやロボットとの協働が重要になることが予想されます

結構たくさん列挙してくれましたが、最後に「AIと共存しましょう」という内容の但し書きがありますね。
とりあえずAIから回答を得たので内容を咀嚼していきたいと思います。

整理

まず、AIやロボットに奪われにくい職業の特徴として下記の5つが挙げられていました。

  • 人間の感性や創造性が重要
  • 高度な対人スキルと共感力が必要
  • 複雑な状況判断と適応力が求められる
  • 専門知識と経験が重要
  • 手作業や職人技が必要:

1と2、3と4はざっくりとまとめられそうですね。
つまりこんな感じです。

AIやロボットに奪われない職業の3つの特徴

  • 専門知識や経験
  • 作り

1. 心

いかにもな感じは否めないですが、人の心に関する職業はAIに取って代わられにくそうですね。
ChatGPTがリストアップしてくれた職業の中からピックアップしてみると

人の心を動かす

  • 画家
  • 彫刻家
  • イラストレーター
  • フォトグラファー
  • 音楽家など

人の心を癒す

  • セラピスト
  • カウンセラー
  • 精神療法士
  • 臨床心理士など

心の対話が不可欠

  • 教育者
  • 人事担当者
  • 社会福祉士など

心というのが抽象的な概念ではあるのですが、上記のようにまとめてみました。

2. 専門知識や経験

この分野はむしろAIが得意な気もするのですが、AIとして各業界・各分野の広さか深さかでいうとまずは広さからカバーしようとするのであれば、とある分野の深い部分にAIが到達するまでには時間がかかるよ、という理解です。
ここに該当するのは

専門分野や経験

  • 学者
  • 医療従事者
  • 救急隊員
  • 法律家など

上記の通りです。
どうも釈然としないのは「法律家」です。
法律とは一種のルールであり、人工知能はルールがあるものは得意分野のはずです。
chatGPTに聞いてみました。

プロンプト

法律とは一種のルールです。
AIはルールがあるものの扱いは得意だと思います。
ということは、AIは弁護士や裁判官などの法律業務も得意でしょうか?

回答

AIはルールに基づくデータ処理や分析においては非常に優れており、法律業務に関連する一部のタスクに対しては強い能力を発揮できます。
例えば、大量の法律文書や判例を迅速に検索・分析することや、契約書の自動生成、リーガルテック(法律技術)の分野での活用があります。

しかしながら、AIは現時点では感情やコンテキストを十分に理解することが難しいため、弁護士や裁判官のような法律専門家が行う高度な判断や評価、対人コミュニケーションを必要とする業務についてはまだ限定的です。

具体的には、弁護士はクライアントとのコミュニケーションや審議における説得力を発揮する必要があり、裁判官は法律に基づいた公正な判断を下すだけでなく、個々の事案の背後にある人間の感情や状況を理解する必要があります。これらの業務は、現在のAI技術では代替できない部分が大きいです。

ただし、AIは法律専門家の補助ツールとして役立つことがあり、効率化や正確性の向上に貢献できます。将来的には、AIと法律専門家が協力してより効果的なサービスを提供する可能性があります。

なるほど。
ただ単にルールを扱うだけではなく、人の感情に左右される部分もある点が現在のAIには難しい点ということのようです。
「法律家」はどちらかというと「心」のカテゴリに属してもよさそうですね。

3. 手作り

当たり前といえば当たり前ですが、「手作り」が肝となる職業はどう転んでもAIやロボットには代わられないですね。

手作り

  • 職人
  • 伝統工芸
  • 料理人など

なぜ人は手作りのものに惹かれるのか、という話は別のテーマになってしまいそうなのでここでは多くは語りませんが、それもなんとなく「心」がテーマになってきそうな気がしますね。

まとめ

AIやロボットに奪われない仕事の特徴は

AIやロボットに奪われない職業の3つの特徴

  • 専門知識や経験
  • 作り

ということでしたが、さらに集約すると

人の心に関する職業は、今のところAIには置き換えにくい

ということになりそうです。
これから転職や就職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

  • この記事を書いた人

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